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2017年12月15日金曜日

混沌と化した国会議事堂前

こんにちはー。
Vacaloca(@vacaloca1219)です。

本日12月14日(木)はブエノスアイレス、国会議事堂前はカオスを極めていました。

普段も国会議事堂はデモがよく行われており、交通封鎖がたびたびありますが、本日のものは警戒レベルがその2段階ぐらい上のものでした。

国会議事堂周辺を頑強な黒い鉄の柵で囲い、中では完全武装の警察官が盾を持って警備していました。
柵と国会議事堂
本日の武装警護の理由は年金コストを削除する法案を審議させないようにするデモ隊を国会議事堂に近づけさせないためらしいです。

年末なのにこの元気さ。
アルゼンチンあるあるですね。
夏だなーって。



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目次

法案を審議させないためのデモ
世紀末と化した国会議事堂前
デモの影響
事の顛末


法案を審議させないためのデモ

この項目では、私が本日、妻と友人たちから聞いた情報をまとめているので、誤った解釈や事実と異なることもあるかもしれません。
なので、アルゼンチンは今こんな感じなんだぐらいの軽い気持ちでお読みください。

私が聞いた話をまとめると

本日12月14日のデモは現アルゼンチン大統領のマウリシオ・マクリ氏が推し進める改革に起因します。
無駄が圧倒的に多い、アルゼンチンの政府の中で日本や海外ノマドさながらの断捨離を推し進める氏の政策の中には年金コストの削減もあります。
しかしこれは年金の受給額を下げるわけではないらしいです。
インフレがえげつないアルゼンチンでは年間のインフレ率と同率で会社員の方の給料も上がるそうですが、年金受給者はその4倍(不確かな数字です)かそれぐらいの受給金が支払われるそうです。

それでマクリ氏はインフレ率より高い率で受給金を引き上げるのはいけないから適正な率で支払おうという法案を本日国会で審議したかったのです。

年金受給者(リタイアした方々)からすればこれはおもしろくないので、その法案を国会で通させないためにまずは審議させること自体を中止させようと国会前に集ったということです。


そしてそのデモ隊を近づけさせないために、警察官が柵を張り、武装して国会周辺に陣取っていたのが本日の国会議事堂前の出来事です。
国会に向けてヤジ(?)を飛ばす人々
この写真はデモが解散されて2時間後ぐらいのものですが、それでも熱心に法案の審議反対のヤジを飛ばし続けている人がいました。


私個人の感想

本来なら、年金受給者が現政権の政策に反対するという構図なのですが、やっぱり少し違う側面もあったと思います。

実際に私も国会議事堂前に行きましたが、年金受給者の方が抗議というよりは、前大統領クリスティーナのファンの方と、その団体にお金を支払われているであろう若い人々の数の方が圧倒的に多かったです。


アルゼンチンでは恒例のお金を払って(または食料の給付)デモの頭数を増やします。
メディア向けに、これだけの人がこの法案に反対していますっていうのをするためでしょうね。

本当に反対している人よりも、国民への印象操作のために雇われた工作員が多いのはどこも一緒ですよね。
印象操作の良し悪しで選挙の勝ち負けが決まりますからね。

でもその勝利ってツイッターのフォロワーをお金で買う感じの寂しさがありますよね。(個人で満足するためにフォロワーを買うならいいですけど、そういう人よりは、私はこれだけ人気なんですよーっていう風に利用したい、怪しい広告・旅行・投資系の人が多いイメージですよね。)

志位るズのような若者代表みたいな顔して不出来なラップを垂れ流してすぐ捨てられた団体との違いはその圧倒的な過激さ、バイオレンスさにあると思います。
同じ雇われ偽装でも、やっぱり日本とアルゼンチンでは全然違うなーと実感させられました。

詳しくは次の項目です。


世紀末と化した国会議事堂前

審議は午後2時から始まる予定でしたが、人々は昼前にはとっくに集合しており、更に言えば警察官はその前にとっくに屈強な柵を設置していました。

私は本日、用事があり国会議事堂周辺に行く必要がありました。まさかこんなカオスになっているとは知らなかったので、本当にどこで情報を得ればいいのか教えてほしいです。

まあその道中、アーケードが張られており、道が塞がれていたので、まーたデモか乙でーす。ぐらいの感じでしたが明らかにいつもと様子が異なります。
これはやばか。
君子危うきに近寄らず。
私も遠回りして国会議事堂前は通らずに目的の場所に行きました。

その用事が済み、今度は国会議事堂前周辺を通ると(君子危うきに近寄らずとは・・・)、人こそ少なくなっていましたが、世紀末の光景が目に飛び込んできて本当にショックでした。
せっかくブエノスアイレスのことを少しずつ好きになってきたのに、またパラメーターを0に戻された感じです。

というのもゴミがひどいとかそういうのもさながら、あちこち煙だらけの、街の施設が壊されまくりの世紀末的混沌が眼前に広がっていたからです。

9 de Julio周辺でも煙が上がっていましたが国会議事堂周辺はもっとひどかったです。

私もびくびくしながら盗まれてもいいやと思いながら、ポンコツスマホで撮影して参りました。

それではこれが本日のブエノスアイレスです。
どうぞ。

夏の暑さもなんのその、本日のブエノスアイレス

ゴミ箱をとにかく燃やす
路上の煙の出元は、路上に一定間隔で設置されてあるゴミ箱をゴミごと燃やしていたためです。
路上にある全てのゴミ箱は本日燃やされていました。
ゴミ箱が一体何をしたって言うんだ!!
車も燃やされておる
ゴミ箱みたいな政府のものだけを燃やすのではなく路上にある個人のものであろう車も燃やされていました。
もしかしたらパフォーマンス用に廃車を燃やしたのかもしれませんが、これ燃やす必要あるのでしょうかね。
ゴミ箱を燃やす意味もよくわかりませんけど。
抜け目ないですね
明らかに車のオーナーでない人たちが燃やされた車から部品を拝借していました。
もう何に使うかわからないけど、手を真っ黒にして、路上の汚水で手を洗っている姿を見ると、もうね・・・。

とりあえず破壊を楽しむ

建物の破壊
銀行の窓が派手に割られていました。
国会議事堂前のキオスコやだいたいのお店は鉄格子やシャッターを降ろして、暴徒に襲われないようにした状態で開店していました。
私が見つけたこちらの銀行はその対策をしてなかったばかりに窓ガラスを割られてしまったのでしょう。
お気の毒に。


道路も壊す
建物だけでなく、改修されたばかりの道路もとりあえず壊してみます。
この写真はほんの一握りにすぎず、国会議事堂周りの歩道はボロボロになっていました。
壊す必要性が見当たりません。

飛ぶ鳥、跡を濁・・・。

清掃車
お掃除中
散々暴れた後は、そのまま立ち去ります。
もちろんゴミ箱は燃やしたのでゴミは路上にポイ捨て。
そもそもゴミ箱が近くにあっても道路に捨てる人が多い都市ですから、もう何も言いませんけど。
清掃車も何台も駆り出されており、放水しまくりのブラシかけまくりでした。
ブエノスアイレス市のチョッキを来た何人もの清掃員か派遣の方がブラシで道を綺麗にしていました。
芝生の上ではブラシがけできないので、風を操っていました。

もし本当に年金の受給金率の引き下げに反対するなら、こういう風に市や政府の財政を使わさなければいいのに・・・。
ゴミ箱の補充、道路の再改修、清掃費など、そういう削れるものを削らせないから年金にまで手が及んでしまうというのに気づかないのか、またはどこの国でも同じようにとりあえず与党に反対するためになんでもするだけだから気にしないのかは知りませんが、巻き込まれる側としてはせめてこの行為の意義を見出して欲しいですね。

青臭い話をしますが、本当に国の将来を思って政治家になる人なんているんですかね。

アルゼンチンのやっかいなところは、こうしたことで政治離れが起こるどころかますます敵対し、お互いの嫌悪を買いあうことです。
議論が活発で、政治にみなさんが興味があるといえば聞こえがいいですけどね。
建設的なものではなくお互いにディスりあうだけなのが多い気がするのは気のせいではないはず。


デモの影響


国会議事堂周辺やセントロ(市内中心地)の交通麻痺はまあいつも通りでした。
ただひとつだけ言うなら、多分マクリ氏はヘリコプターで大統領府に戻ったんじゃないかなーって思います。
友人とプエルトマデロにいた時にヘリが大統領府に着陸したのを見たので、そう踏んでます。
大統領を危険にさらさないためにも国会議事堂から少しの距離でもヘリコプターを使ったのでしょう。
推測ですが笑


我が家への影響

妻の通う大学はこのデモの影響で、本日と明日も閉校することになり、期末試験が3月に移動しました。
今週の金曜日のために妻は勉強していたのに、すべて水の泡になりました。

クリスマス前なので学校での試験を受ける最後の日程だったのでこの日程調整はえげつないですよね。
3月には3月で別の試験がある予定だったので重複するそうです・・・。
融通が聞かない国ですからね。

普通の大学では12月前後にテストがあるので、すでに試験が終わっているところが多いのでこの悪影響は妻とその学友だけかもしれないですね。

夏休みに入るから日程調整が難しいのはわかりますが、この仕打ちはあんまりだと思います。


事の顛末

これだけ世紀末な事をしてなんですが、結局審議は国会内でも荒れに荒れたみたいで明日また審議されるみたいです。
つまり明日も同じことが繰り返されます。
というかすでに夜ですが国会前に人が集まってヤジを飛ばし始めています。
もう、元気かよ・・・。

妻が伝えてくれたのは、もしかしたら大統領令を使って法案を通すかもしれないと。
そのニュースを聞いた暴徒がすでに夜からスタンバイしているのでしょう。

今アルゼンチンにいる方、お住いの方は近寄らないに越したことはないです。
みるとすごくアルゼンチンのこと嫌いになってしまいますからね。

何も起きない事を願って(絶対にありえませんが)、またねー

*追記
このデモの翌週の月曜日にまた大がかりのデモがありました。
その様子は下記のリンクからどうぞ。

混沌と化した国会議事堂前。その②
Vacalocaのアルゼンチンに移住したぞ!


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